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PM1910

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概要

画像引用:wikipedia
世界に初めて登場した全自動式機関銃であるマキシム機関銃を、ロシアが独自改良をして誕生したのがPM1910である。
水冷式のため非常に重いが水が沸騰して無くなるまでは連射が可能である。
冬では雪をそのままタンクに入れて冷却水の補給ができるなど、ロシアらしい対応が可能。冬将軍はいつでもロシアの味方をするようだ。

PM1910はとても頑丈で優秀な重機関銃であり、開発されてから長い期間ロシアの歴史と共に歩むこととなる。
第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争と長く使われる優秀な重機関銃である。

ロシアが開発した優秀な重機関銃としても有名ではあるが、少々不名誉な使われ方としても有名な銃である。

敗北主義者は射殺せよ

第二次世界大戦のソ連の作戦の中には、一般的な軍隊からは考えられないような兵士の扱いをするものがある。
同志スターリン曰く、「兵士は畑で採れる」という迷言を発したことからもその鱗片を見ることができるだろう。

第二次世界大戦開戦時、ドイツ軍はブリッツ・クリーグ(電撃戦)を展開し、次々とソ連領土を占領していった。
「打撃力は兵力と速度の二乗に比例する」というプロセイン軍の軍事学者クラウゼヴィッツの言葉は正しく、高い機動力は有効でありドイツ軍は破竹の勢いでソ連領土を突き進んでいく。

同志スターリンは人事に忙しくドイツ軍と戦う準備ができていなかった。
そこでPM1910が大活躍することになるのだが、その銃口はドイツ軍ではなくソ連人民に向けられる事になる。

十分に物資を持ったドイツ軍であっても、弾を撃ち続ければいずれは弾切れになる。これにソ連軍は血路を見出したのだ。

弾薬、物資、装備、高い士気を備えるドイツ軍に対して、ソ連の作戦はいたって簡単。
付近の農村から集めた若者にまともな装備も与えず、横一列に並べて「ウラーーー!」の掛け声とともにドイツ軍に突撃させ続けるのだ。
もちろん、そんな状態のソ連の青年たちはドイツ軍の猛攻にさらされ次々と倒れてゆく。

途中、恐怖から逃げかえってくる兵士には「敗北主義者は射殺せよ!」の掛け声とともに、督戦隊のPM1910が逃げ帰ってきた兵士に銃弾を浴びせる。
突撃したソ連兵がドイツ軍とソ連軍の両軍から攻撃され全員死亡したところで、次のソ連兵を横一列に並べてドイツ軍へ突撃させる。
これを何度も、何度も、何度も繰り返す。

もはや何かの冗談ではないのかと思われるが、実際に行われた作戦なのだ。ソ連軍では「突撃より撤退に勇気がいる」と言われるのも納得である。

そうやって次から次へとソ連の突撃を受けるたびに弾丸も尽き、少しずつドイツ軍は撤退していくことになる。

もちろん、ソ連軍も全ての前線においてこんな作戦をしたわけではない。だが、実際に行われた作戦の1つであることには間違いないのだ。

銃の歴史の中で、PM1910ほど殺傷の対象が自軍の兵士である割合が高いものはないだろう。

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