Carbon8特集第一弾:純国産CO2カートリッジ『OCO11.5』 | サバゲーナビ

Carbon8特集第一弾:純国産CO2カートリッジ『OCO11.5』

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純国産Carbon8製CO2カートリッジ『OCO 11.5』登場!

最近ではフィールドでも少しずつ見かけることが多くなってきたCO2ガスガン。多くのメーカーが新商品を出していますね。

ですが、CO2ガスガンのシェアは海外製が多くCO2カートリッジもほぼ海外製である現状に少し寂しく思う人も少なくないのではないでしょうか。

そんな中、とうとう純国産のCO2カートリッジが販売されることになりました!
その名も『OCO 11.5』!
発売元はCO2ガスガンブランドとして注目を集めているCarbon8です。
※Carbon8はカーボネイトと発音します
CO2カートリッジが国産になったから何がすごいの?と思われるかもしれませんが、このCO2カートリッジには他カートリッジに無い安全機構が内臓されているのです!

Carbon8ブランドを取り扱うhoneyBeeWAREHOUSE様よりOCO 11.5と、最近話題のCO2ガスガンSTRIKER-9、M45 DOCもお借りすることができました。
そして私が個人的に所有しているCarbon8 Cz75も合わせてCarbon8の特集をいたします!

OCO 11.5と今までのCO2ガスガンとの互換性や保証など、ユーザーの気になるところも合わせてご紹介いたします。

『OCO 11.5』の外観、形状

左が『OCO 11.5』で、右がマルシン工業製CO2カートリッジです。
CO2ガスガン用カートリッジは12g型という規格に乗っ取った形状なので、他メーカーのCO2カートリッジとほぼ同じです。
『OCO 11.5』は色が少しゴールドっぽい色になっているのが特徴ですね。

カートリッジの重量は約44g。
CO2の内容量は11.5gです。
形状そのものや使い方は他社製のCO2カートリッジと違いはありません。

過熱安全装置内蔵

新CO2カートリッジ『OCO 11.5』の最大の特徴、それは過熱安全装置が内蔵されている事なのですが、これがすごい!

過熱安全装置について公式で発表されている文章を引用しますと、

ノズル部に安全機構が施されています。
万が一に過熱状態になった場合は、安全構造部が作動してガスを少量ずつ放出することで、破裂や飛翔などによる事故を未然に防ぎます。


とのことです。
つまり、過剰に熱を持った状態になるとノズル部分が動作して少しずつガスを放出する仕組みになっているのです。
これはCO2カートリッジを部屋で保管した時に過熱されたときなどの安全装置です。
多くの人が「保管時に過熱することある?」と思うかもしれませんが、これは他人事ではありません。

CO2カートリッジが過熱される状況で最も考えられるケースは、車に入れておいた時です。
JAF様のサイトから引用させていただきますが、真夏で車を放置すると車内は50℃を超えるようになります。
ダッシュボードの中はなんと70℃!
真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)

フィールドへ車で移動する人も多いと思いますが、真夏の炎天下の中で車内に高圧ガスのボンベを放置しておくことはとても危険なのです。
エアガン用のCO2カートリッジやフロン系ガス缶だけでなく、ヘアスプレー、プラモデルなどに使う塗装用のボンベも同様ですね。
たまに高圧ガスによる爆発事故のニュースを聞いたりしますが、ガスガン愛好家の方々にとっても他人事ではないのです。

換気の少ない倉庫や熱が籠りやすい屋根裏に保管するときは、真夏の気温には注意が必要です。
セーフティエリアに置いたままにしておいたフロン系ガス缶やCO2カートリッジが直射日光でアツアツになってしまった時も危険なのです。

どんなに気を付けてもミスをしてしまのが人間。ヒューマンエラーだけは避けられません。
何かのきっかけでCO2カートリッジが過熱状態になってしまったとき、ノズル部分から少しずつガスが漏れて破裂や飛翔を防ぐ。これがCarbon8製CO2カートリッジ『OCO 11.5』に施された安全機構なのです。

現在の日本のサバイバルゲーム業界にてCO2カートリッジにこのような安全機構が施された商品は今までありませんでした。
このように安全機構が施された商品が普及するというのは思わぬ事故を減らす事ができ、より一層安全にサバイバルゲームを楽しむ事ができるようになるので嬉しい事ですね。

純国産である!

純国産であるというのも国産好きの人にとって好印象となるでしょう。
honeyBeeWAREHOUSE様の担当者に確認させていただいたのですが、OCO 11.5は外装の作成から炭酸ガスの注入、検品、梱包などすべて国内でしているとのこと。
国産クオリティが期待できますね!

少し余談ですが、海外で作った製品を国内に輸送して、梱包だけしても国産と明記できるのが今の日本の表示法なのです。
そのような極めてグレーな国産品も世には出回っておりますが、Carbon8製CO2カートリッジ『OCO 11.5』は純粋な国産の製品です。

『OCO 11.5』の動作性能

honeyBeeWAREHOUSE様よりお借りしたSTRIKER-9、M45 DOCと、私個人の私物であるCarbon8 Cz75にて『OCO 11.5』の性能を確かめてみましょう。
室温は約24℃、東京マルイ製プラスチックBB弾0.20gで撃ってみます。

最初はSTRIKER-9で撃ってみます。
『OCO 11.5』をガマジンセットして、マガジン底にあるネジを六角レンチで締めます。
最初は仮締めでゆっくりとレンチを回していき、シューッと音がしたら後は一気に締める!シューッの音はCO2カートリッジからガスが漏れている音ですので、ここでゆっくりしていたらガスを無駄にしてしまいます。

STRIKER-9で射撃で10発撃ってみました。

1発目 81.9m/s
2発目 83.0m/s
3発目 81.2m/s
4発目 82.8m/s
5発目 80.9m/s
6発目 81.7m/s
7発目 79.9m/s
8発目 83.3m/s
9発目 80.0m/s
10発目 79.7m/s

十分な初速が出ていますね。
弾が切れたときのスライドロックもしっかり動作。
バシッとした射撃の感覚が手に伝わります。さすがCO2。

そして、何発BB弾を撃てるか試したのですが、なんと85発撃つことができました!

79発頃からこころなしかスライドのブローバック感が下がってきたのですが、それから急にスライドも正しく動作しなくなり、初速も落ちて最後はシューッとガスを銃口から吐いてしまいました。

次はM45 DOCで10発撃ってみます。
Carbon8の中でも強いブローバックと人気のM45ではどのような初速でしょうか?

撃った瞬間、腕に伝わるガツンッ!と来る強い衝撃。

1発目 77.8m/s
2発目 84.1m/s
3発目 83.8m/s
4発目 81.5m/s
5発目 83.0m/s
6発目 84.4m/s
7発目 82.3m/s
8発目 82.7m/s
9発目 83.6m/s
10発目 81.3m/s

これも良い初速が出ていますね。スライドロックも好調に動作。
M45のバシバシくる衝撃はSTRIKER-9より強く感じました。

これで何発撃てるか試したところ、89発まで撃てました!
83発頃から初速がガクッと落ちて最後はスライドが定位置までブローバックせず止まりました。

最後は私が所有しているCz75。
これはCO2ガスガンの中でも珍しく、ブローバックの衝撃が比較的マイルドでCO2カートリッジの燃費が良く多くのBB弾を発射することができるガスガンです。

一発目からスピード感のあるブローバックで動作してくれます。

1発目 79.1m/s
2発目 78.7m/s
3発目 78.4m/s
4発目 80.2m/s
5発目 80.5m/s
6発目 81.4m/s
7発目 83.1m/s
8発目 81.8m/s
9発目 81.0m/s
10発目 79.6m/s

マルシン工業製CO2カートリッジを使った時とあまり変わらない初速が出ています。
撃った感じもほぼ変わりありません。

Cz75では121発撃つことができました!燃費の良さはCarbon8製CO2カートリッジでも抜群です。

『OCO 11.5』の他製品との互換性について

現在、国内のサバイバルゲーム業界にて広く普及しているCO2ガスガン用のCO2カートリッジは、12g型という規格のCO2カートリッジです。
マルシン工業製CO2カートリッジも12g型で作られており、Carbon8製『OCO 11.5』も12g型の規格です。
そのため12g型のCO2カートリッジを使うガスガンであればCarbon8製『OCO 11.5』も使うことができると考えて問題ありません。
過去に発売されたCarbon8ブランドのM45やCz75でも『OCO 11.5』を使えます。

『OCO 11.5』はCarbon8のSTRIKER-9と同時期に発売されるため、『OCO 11.5』はSTRIKE-9の専用カートリッジなのか?と思われる人もいたのですが、どのCO2ガスガンでも使うことができるのでご安心くださいね。

Carbon8の保証について

Carbon8製CO2カートリッジが発売されることになりましたが、Carbon8製以外のカートリッジで発生した不具合が初期不良や修理の保証対象外になることはありません。
使用するカートリッジに関わらず、アフターサービスは受けられます。

Carbon8のCO2ガスガンの推奨カートリッジは、Carbon8製『OCO 11.5』とマルシン工業製CO2カートリッジとなっております。

Carbon8製CO2カートリッジ『OCO 11.5』

Carbon8より発売される純国産CO2カートリッジ『OCO 11.5』。
12g型のカートリッジ用のガスガンで使うことができ、過熱安全装置が施され安全性が増したCO2カートリッジです。

CO2ガスガンは冬の寒さにも強く、寒い地域で屋外サバイバルゲームをする人にとっては大切なパワーソースとなっています。
新しいCO2カートリッジが増えていくのはCO2ガスガンユーザーにとって嬉しいですね。

『OCO 11.5』の購入についてですが、2021年3月からCarbon8のガスガンを取り扱っているお店で購入できるようになるとのことです。
CO2ガスガンを検討中の方も、まだ使ったことが無い方も、これを機にCO2ガスガンを体験してみてはいかがでしょうか?
迫力のあるブローバック、寒さにも強いガスガンはサバイバルゲームの楽しさを広げてくれます!

著者:AK侍(サバゲーナビ管理人)

2014年にサバゲーデビュー、それからサバゲーにハマり定例会によく出没する。
定例会の開催日を検索するのが大変なので、検索システムを導入したサバゲーナビを2016年10月にオープンさせる。
東京、千葉、神奈川、埼玉など関東を中心にサバゲーをする。いつか名古屋や大阪など関西にも遠征して全国のフィールドでサバゲーするのが夢。
装備はAKが大好きだが、M4、89式と色んな銃を使ってみたい。
服装はフィールドに合わせて色々と変わる。

Twitter:@tokyosavagenavi



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